リールが古くなってくると、糸を巻き取る時にシャリシャリと異音がすることがあります。糸を巻き取らない状態(リールのアームを手で持ってハンドルを回すだけ)であれば、このシャリシャリ音は出ませんが、いざ釣り場で仕掛を回収しようとして(ラインローラーに負荷がかかる状態)リールのハンドルを回すと「シャリシャリ・・・・」と非常に耳に残る音が出ます。
原因の殆どが、ラインローラー部分の劣化・汚れに起因する不具合なので、この部分をメンテしてやれば嫌なシャリシャリ音から解放されます。
・・・ということなので、早速リールのメンテを実施!
今回のメインメンテはラインローラー部分ですが、その前に内部のグリスアップをすることにしました。
パワーサーフ
最近はあまり実戦で使用していませんが、かれこれ10年以上使用しているダイワのパワーサーフです。かなり年季が入っていますので、あちこちに塗装の剥げがありますね~。
分解
スプール、ローター部分を外していきます。
分解
分解する度に思うのですが、ローターを取り外すとドライブシャフトが意外と長く見えます。
カバー外し
カバーを外します。
中は古いグリスがドロドロになっていましたので、きれいに拭き取った後、新しいグリスを適量使用してグリスアップしました。
ラインローラー
さて、肝心のラインローラーですが、汚れが固着しており内側にあるボールベアリングの回転もスムーズでは無く、ゴリゴリとした感じがあります。とりあえずはパーツクリーナーに浸して様子をみることにしました。
ラインローラー部分
パーツクリーナーを使用して汚れを取り除いた後、乾燥させてオイルを注しました。ラインローラーのスムーズな回転を確認。あとはラインローラー部をリールのベールに元通りに取り付ければ完成です。
気になっていたシャリシャリ音は……というと……なんと、全く解消しておらず!
「なんでやねんッ!!」
これはラインローラー(最低でも内側のボールベアリングは)自体を交換する必要がありますね。
続きは次回以降で…。
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