毎日うだるような暑さで嫌になりますね。コンビニで買ったガリガリ君もすぐに溶け出し、ノンビリと食べていると後半がエライことになります(笑)。
さて、先日(8/18の夕方〜8/19の朝)淡路島で夜釣りをしてきました。盆が明けた平日という事もあり、恐らく釣り場はガラガラだろうと想定の下あれやこれやとプランを立てていましたが、やはりなかなか上手くはいかないものですね。
明石海峡大橋
茨木市の自宅を14時前に出発し、一路淡路島を目指します。エサを購入するために尼崎のサワムラ商店に立ち寄りましたので、明石海峡大橋を渡る頃には時計の針は15時を回っていました。エサはユムシ10、アオムシとマムシをそれぞれ1000円ずつ、網えびレンガ(国産の大サイズ)を購入し、お会計は4000円強也。
波止先端(赤灯)
元々は西淡三原インターで降りて湊漁港に行くつもりでしたが、ふと浅野漁港(斗の内)が気になり、かなり手前の北淡インターで降りることにしました。いつもの悪い癖で、ギリギリまで釣り場を決め切れていなかった為に急遽の予定変更となりました。まっ、交通費を浮かすという理由もなかりデカイですが…。
予想通り波止先端には誰もいませんでした。…と言うか、釣り人は皆無。そりゃ気温36℃を超える炎天下、しかも平日となれば釣りなんてしているバカはいないでしょう(笑)。
竿出し
波止先端に釣り座を構え、早速竿を準備していきます。灯台の影に入ると日差しを遮ることができる為、適宜休憩しながらノンビリとタックルをセットしていきます。
イヤー、それにしても暑い。クーラーボックスの中にはアクエリ2リットル、ペットボトルで凍らせた水2リットルが入っていますので、水分補給は問題なさそうですが、いかんせんクーラーボックスが重い…。
釣り座
波止先端はこんな感じになっております。灯台の影に入ればかなり涼しいですが、影から出てしまうと灼熱地獄です(笑)。
当初のよくばり計画は以外の通りです。
ユムシをエサにタイ系狙い2本。虫エサでアナゴ狙い2本。サビキでアジ狙い1本。小アジをエサに飲ませ2本。キス狙い1本。ソフトルアーで太刀魚狙い1本。ホンマに上手くいくんかいな…という内容ですが、とりあえずは急にチャンスが訪れても対処できるように、全てのタックルをセットしました。
海の様子
写真では分かりづらいかも知れませんが、普段から潮が早い場所にプラスして当日は大潮の為、川のように潮が流れています。
「しまった!」
川のように速い潮なので、複数本の竿先を出しても近投しかできません。潮止まりの時間帯までは我慢の釣りとなります。
チャリコ
キス狙いの竿にチャリコが掛かってきました。あまりに小さ過ぎます…。幸いにも鉤を飲んでいませんでしたので、優しく鉤を外してリリースしました。
港内側
外からの潮が港内の波止壁に沿って流れています。
港内側
で、流れの先にある正面波止壁に当たって反転流になります。過去、真夏でも港内でのサビキ釣りでアジがバコバコ釣れ、秋には良型のウルメイワシが爆釣した経緯がありましたが、当日は夕マズメでもアジは全く食ってきませんでした。
波止付け根方向
釣り人は皆無でしたが、夕方に夫婦と見られる男女が現れて夜中に撤収されました。サビキ?釣りをされていた様子でしたが、見る限りでは釣果は出ておりませんでした。
激流
イヤー、それにしても潮が速い。こんなことなら、当初の計画通りに湊漁港まで行けば良かったか…。セットした竿を全て片付けて場所移動する事も考えましたが、時間も無駄になると思いここで頑張ってみることにしました。
引き網船
2隻の漁船で大きな網を引いています。底引きではなく上層の魚が狙いみたいですが、散歩に来た地元の方に聞いてみると、どうやらサヨリを狙っているとの事でした。波止先端からかなり近い場所を通る為、道糸沈めがないと漁船に糸を引っ掛けられてエライことになります。
早い流れ
北から南に流れる速い潮で仕掛けが流され、竿先は下流を向いています。海藻が絡むと竿尻が浮いて海にダイブしそうになる為、ドラグが出るか出ないかの微妙な調整をして注意して竿先を見ます。
約10年前ですが、この場所で大判マコガレイを何枚も釣ったことがありますが、大抵は逆の潮(南から北に流れる潮)だっと記憶しています。
乾杯!
既にアクエリを1リットル飲んだ後ですが、大漁を祈念してビールで乾杯(1人ぼっちで)します。飲み過ぎるとロクなことがないので、ビールは1缶だけにしておきました。
夕焼け
綺麗な夕焼けです。仕事を忘れて休暇を楽しみたいところですが、ついつい仕事を思い出してしまいます。日が暮れた後で爆釣モードに突入してくれると最高なのですが、果たしてどうなることやら…。
アナゴ
日が暮れてからはポツポツとアナゴが釣れ始めました。2本鉤の吹き流し仕掛けを使用していましたが、アナゴ特有のローリングサンダー攻撃に遭い仕掛けはぐちゃぐちゃに…。エダスを切り、1本鉤にカスタマイズして仕掛けの絡みを防止します。
アナゴ活かし中
釣れたアナゴはバッカンに入れて活かしておきます。撤収前に締めて持ち帰る予定ですが、脱走しないように水は若干少な目にしておきました。
アカエイ
「ジャァァァァー!!」
21時頃、マムシを餌に投げていた竿に激しいアタリが出ました。リールのドラグ音が激しく鳴り、スプールから糸が出ていきます。この糸の出方は多分魚ではなく、エイだろうと思いながら合わせを入れて鉤掛かりさせリーリングを開始します。
クソ重いパワフルな引きには閉口しましたが、なんとか波止際まで寄せてきました。リーダーを切ることも考えましたが、やはり鉤を外してからリリースしてやろうと思いタモ入れすることにしました。
デカイ…
60cm枠のタモ網にはなかなか入らず、10分ほどかかりやっとのことでネットインさせることができました。尻尾まで入れると1mはゆうに超えています。バフバフとうるさいので、目の後方にある窪みに指を入れて持ち上げ、鉤を外してリリースしました。重くて難儀しましたが、幸いにもタモ枠は破損しませんでした。
ヒガンフグ
ユムシを餌に投げていた竿先にアタリが出たので竿を手に取って訊き合わせをしました。クイッとひったくるような少し重い感じ…。竿を軽く煽って合わせを入れ、リーリングを開始します。
釣れてきたのはヒガンフグでした。別名アカメフグとも呼ばれ、トラフグの次に美味いと言っている方もたくさんいます。なかなかのサイズでしたが、優しく鉤を外して海へお帰りいただきました。
ヒガンフグ
またもヒガンフグ。25cm程のナイスサイズですが、鉤を外してリリースしました。一日寝かせた身を薄造りにしてポン酢で食べるとさぞかし美味いでしょうが…。
この後3匹目が釣れましたが、コヤツも25cmオーバーの立派なサイズでした。
朝焼け
0時まで釣りをしていましたが、釣れる気配がなかったのでそそくさとテントに入って就寝しました。メッシュの隙間から心地良い風が入り、予想に反してかなり快適に寝ることができました。
4時過ぎに起床し、今度はアジを狙います、
テント
いつもの簡易テント(楽天で2000円)です。1人の夜釣りはコイツで十分。
アジ
20cm程のアジが立て続けにヒットしました。食ってきた場所は同じでしたので、こりゃパターンにハマった!と思いましたが、3匹釣れたところで食いがピタリと止んでしまいました。
アジ
綺麗な魚体ですね。サイズは中途半端な20cm程なので、飲ませのエサにするにはデカ過ぎます。アジフライにして食べてやるつもりです。
この後10cmほどのアジが2匹釣れましたので、飲ませ仕掛けにセットしてフィッシュイーターを狙いましたがノーバイト。
荷物整理
日が出て暑くなってきましたので、荷物を片付けて撤収することにしました。
撤収〜!
6時50分に撤収しました。サラバ!斗の内。
タコ
今回の獲物です。まずはタコ。網カゴを持参していましたので、そちらに入っていました。エサは釣れた雑魚の頭です。
アジ
20cm程が3匹だけ。なんとも中途半端です。
アナゴ
8匹でした。たしか10匹以上は釣ったはずですが、寝ている内にバッカンから脱走して何匹かは海へ帰ったみたいです(笑)。
捌き中
アナゴを捌くのもマッハでできるようになりました。1分位でチョチョイのチョイ。まだまだ未熟ですが、次は活かして持ち帰って活けつくりで食べてやろうと思います。アナゴの刺身は絶品ですが、血液に微毒があるので捌いた後で水洗いを丁寧にしてやる必要があります(らしいです)。
ユムシで真鯛、飲ませでヒラメが釣れれば最高でしたが、なかなか上手くいきませんでした。やはり欲張り過ぎるとダメですね…。
次は宮津で根魚狙いで出撃(船ですが)してやります!